東京藝術大学美術館・陳列館 『法隆寺 金堂壁画展』の音楽について






2014年東京藝術大学大学美術館・陳列館にて開催された

「別品の祈り 法隆寺金堂壁画展」のための音楽を石田多朗が担当しました。


1949年に焼損してしまった法隆寺の金堂壁画を実際の寸法で再現をしたり、

アニメーション化したりする、面白い展示でした。


美術館からは2曲の作曲依頼があり、雅楽と声明をベースにした音楽を、とのお話でした。

雅楽は現在では(昔からもそうですが)、基本的にはオーケストラのような大人数での合奏が基本となっておりますが、時代を遡ってみると楽琵琶の独奏なども行われていたようです。

それを今ではなかなか耳にする機会がありませんが、幸運なことに、今の日本でその独奏をなさっている楽琵琶の名手・中村かほるさんの演奏を聴き、これを作曲の基本としてみたいと考えました。


楽琵琶独奏曲『骨歌』というタイトルにも現れておりますが、大人数で演奏される雅楽の雅な音を、

豪奢な着物を来た人間に例えると、その着物をなくし、肉も落として残った骨格、

そういった音楽にできれば、と思い作曲をしました。


もう一つは『万象歌』。


声明をベースにしてはおりますが、うた、チューバ、太鼓、シンセサイザーという

楽器編成からもわかりますように、原曲からは遠い音楽になっています。

どちらもネット上などでご視聴が可能です。

また、こちらの2曲を収録したアルバム「あそび」も発表しております。





いずれの曲とも

Spotify

Itunes / AppleMusic

youtubeにて視聴が可能です。


①楽琵琶独奏曲「骨歌」-東京芸術大学陳列館『法隆寺 金堂壁画展』のための-


作曲:石田多朗

演奏:中村かほる(楽琵琶)





②『万象歌』-東京芸術大学陳列館『法隆寺 金堂壁画展』のための-


作曲:石田多朗

演奏:オオルタイチ(うた)   

関島岳郎(チューバ)   

小林武文(パーカッション)   

石田多朗(シンセサイザー)