みなさま、こんにちは。
これまでみたことのない空間映像作品の音楽を担当しましたので、
その紹介をさせてください。
新宿・工学院大学に新しくできた空間【アトリウム】にある、
動かせる壁【キネティック・ウォール】と【立体音響】のための音楽です。
言葉ではイメージがしづらかったら、すみません。。
P.I.C.S さんが素敵なアーカイブ映像を制作されましたので、
よろしければ御覧ください。
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この作品は、開校や閉校、休憩など、さまざまなシーンで空間に流れます。
つまり学生や教職員の方々が日々、見聞きすることになるということです。
日常的に触れるものは、質が高いことは当然として、
同時にある意味で うすく 、淡白 で、 主張しすぎない 必要があります。
なぜなら空間にいる人に、極力ありのままの心でいて欲しいからです。
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空間音楽は、音楽自体が良くないときや、耳障りなときはやたら気になります。
逆に、音楽が心地よく響いていると、
”ここ、なんとなくいい場所だな”くらいな感じ・・
つまりは、空気清浄機のように機能する。
実際、日常的に使われる音楽を作曲するとき、
わたしは 個性 や 主張 以上に、その 「うすさ」 をどう出すか、に一番尽力しています。
がんばって個性をなくしていく作曲も、ずいぶんと面白い。
そうだ!
今回はミックスと音響制作を
パスカルズや栗コーダーカルテットのエンジニアでお馴染みの
小俣佳久さん、清正高章さんが担当してくださいました!
すごく、いい音にしてもらえて嬉しかったなぁ。。
小俣さんは会場での音響設計のときに変電機まで持ち込んでいました。
すごいプロ根性。。笑
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詳細はこちら、工学院大学【アトリウム特集】のページを御覧ください。
https://www.kogakuin.ac.jp/atrium/
それでは、また!
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Architectural Design : 西森陸雄
Executive Producer : 松居秀之
Producer :弓削淑隆
Creative Director :坂本立羽
Art Director & CG :#HEADS
Technical Director & Programmer :小野真太郎 ,上野陸
Construction Manager :中村祐樹
Production Manager :田部井優佳
Composer :#石田多朗
Kinetic Wall Production :つむら工芸
Kinetic System Production :ネオテックジャパン
Sound System :ヒビノアークウス
AV Equipment : 東和エンジニアリング ,シーマ
Projector : クリスティデジタルシステムズ
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